最近仮想通貨やNFTなどバーチャルな資産で取引をすることが増えてきました。
その中でも【メタバース】って聞いたことありませんか?
Facebookが社名をMetaに変更したことで、今まで以上にメタバースという言葉が注目を集めるようになりました。
今回の記事はそんなメタバースについて解説していきます。
メタバースとは?
メタバースの意味:「メタ(meta)」は「超越した」「高次の」という意味で、「バース」は「ユニバース(universe/宇宙)」を組み合わせた造語です。
インターネット上の仮想空間のことで、利用者が活動できる空間です。
サービスに応じてできることは変わってきますが、メタバースでできる代表例は以下の要素です。
- ゲーム:仮想空間でイベントに参加できるようになり、コミュニケーションを通じて没入感を得られやすくなった。
- ビジネス利用:バーチャルオフィスとして利用される場面も出てきており、在宅でも仮想空間を共有することで、社員同士のコミュニケーションを取りやすくする。
例えば、スポーツメーカー大手のNIKE(ナイキ)は、鬼ごっこで遊べる「NIKELAND(ナイキランド)」を、子供向けゲームプラットフォーム「Roblox」上に開設。キャラクター向けのNIKE製アイテムも提供しているなど、PRと実際の購入をメタバース上で可能にしています。
ゲームメタ
家庭用PCやゲーム機のスペックが向上したことにより、CGで表現できる世界の規模がより大きく、より精細に。インターネット回線の高速化で同時接続人数を増やすことが可能になり、近年再び注目を集めています。
またPS VRやOculusシリーズなど、低価格なHMD(ヘッドマウントディスプレイ)機器の登場で、没入感を高められるサービスも人気です。
また、仮想通貨を利用しゲームをすることで仮想通貨を増やせるメタバースゲームも存在します。
メタバースゲーム
人気の3作品をご紹介しておきます
Axie Infinity(AXS)

2018年にリリースされたゲームで、最近は人気が急上昇しています。このゲームで稼ぐ人が増えて増えており、NFTゲーム業界の定番となっていますね。
TownStar(TOWN)

タウンスターは、一言でいうと「街づくりゲーム」
他のゲームだと「ヘイ・デイ」や「どうぶつの森」に近いです。何もない土地に農場を作り、工場を作り、手に入ってお金で街を発展させていくゲーム。
The Sandbox(SAND)

サンドボックスとは、コミュニティが軸のプラットフォームでして、バーチャル世界の土地を作り、所有し、統治することができるゲームです。
土地を所有している限り、やりたいことは何でもできる感じですね。人に貸して不動産収入を得るとかも、可能です。
NFTアバターを作って他の人の土地で遊んだり、探検したりもできます。マインクラフトが好きな方におすすめです。
ビジネスメタバース
様々なシーンでビジネスをサポートしてくれます。
コロナの影響もあり更にメタバースへの関心も高くなっています
オンライン会議
メタバースの技術はオンライン会議で使われています。
今までのZOOMなどと異なり、メタバースでは自身が仮想空間にアバターなどの姿で赴き、そこで話し合いをするようになります。
VRなどを装着すれば、仮想空間にいるはずなのに目の前にはパソコンが置いてあり、そのパソコンの操作もできるようになります。
VR空間を利用することで、あたかも同僚と隣で仕事をしているような気分になれます。
今まで難しいと言われていた、オンラインでの接触がメタバースで可能になります。
例えば、ZOOMなどのウェブ会議システムでは、若干の間や身振り手振りが見えないという障害がありました。
また、若干の間による気まずさや、誰が話していいのかわからないといった問題で、オフラインでの会議と比べると生産性が落ちることが多々ありました。
こうした問題をメタバースでは解決できます。
例えばVR技術と掛け合わせれば、まるで相手が目の前にいて話している空間が構築されますので、接触空間で会議をしている感覚を味わえます。
まとめ
今後メタバースの市場は成長をする見込みですが、必ずしも成長するとは限りません。
ただし、各社がメタバースに力を入れ始めたフェーズにあり、今後市場が盛り上がる蓋然性は高いでしょう。
メタバースはただのゲームなどの娯楽としてだけでなく、ビジネスとしても活用できるため、ビジネスパーソンもメタバースの動向を追うことをおすすめします。

